スターバックスが1月29日に発表した「難民1万人を雇用する」という宣言をめぐり、ネット上ではトランプ政権の支持者と反対派の間で熾烈な戦いが繰り広げられている。
この騒動は、難民の入国を禁止する大統領令を受けてスターバックスのハワード・シュルツ最高経営責任者(CEO)が発表した対抗措置をきっかけに勃発した。
トランプ政権の支持者たちは「#BoycottStarbucks(スターバックスをボイコットしよう)」というハッシュタグを付けてツイートし、同社商品の不買を呼びかけた。
スターバックスのCEOが政治的な策略を押し付けてて腹立たしくない?#BoycottStarbucks
アメリカ人や退役軍人を1万人雇わないで、アンチアメリカのスターバックスは難民を1万人雇うと言っている。全ての愛国主義者に#BoycottStarbucksを呼びかける。
支持者たちの間で広がるこうした不買運動に、すぐにトランプ政権に反発する人々が反応を示した。
#BoycottStarbucksの運動、かなり面白いね。短い行列で美味しいコーヒーを買えるし、レイシストもいなくなるしね。
#BoycottStarbucks運動が始まったから、スタバを飲む(#DrinkStarbucks)ことがかなり楽しみ。
行列短くなるし!
レイシストも少なくなるし!
難民は仕事に就けるし!
さらに、反トランプ派の人々は「#BoycottStarbucks」というハッシュタグに対抗し、「#DrinkStarbucksToFightBigotry(偏見と戦うためにスターバックスを飲もう)」というハッシュタグを広めている。
今日トランプはスターバックスを怒らせたけど、残念だね。彼は弾劾されたら、仕事が必要になるのにね。#DrinkStarbucksToFightBigotry
明日私は仕事だけど、いつもより断然誇らしい気持ちでグリーンエプロンを着て、仕事をするはず。#DrinkStarbucksToFightBigotry
コーヒーは飲まないけど、もし飲めたら偏見と戦うためにスターバックスを飲む。(#DrinkStarbucksToFightBigotry)
■関連画像集「トランプ大統領の大統領令に抗議する全米のデモ」
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