アメリカ・フロリダ州エバーグレーズ国立公園で観光客の乗ったエアボートに、1匹のワニが飛び込んできた。
ミズーリ州スプリングフィールドから来たタイラー・ヒンデリーさんは、心臓が止まるような瞬間を映像に収めた。彼は「休暇中に爬虫類を何匹か見たいと思っていた」という。
そして、ヒンデリーさんの乗ったボートは水辺で休んでいる一匹のワニに遭遇した。
「ボートのエンジンを切って、ワニの近くにいました」と、ヒンデリーさんはマイアミ・ヘラルド紙に語った。「私たちは岸から動かないようにしました。エンジンを起動して、ワニを驚かせたくなかったんです」
ヒンデリーさんが1月18日Facebookに投稿した動画には、およそ5フィート(約1.5メートル)のワニが岸で休んでいる場面から始まる。触れることができるくらいまで、ワニに近づいているように見える。
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「手を伸ばして叩いてみれば?」と、誰かが聞いた。
「やりたかったらやるよ」と、ヒンデリーさんは答えた。
「怖い?」
「うん」
「それじゃ、急に動いたりしないように。なんでかっていうと……」
その瞬間、ワニはすばやく向きを変え、彼らのボートに飛びかかった。観光客は大慌てで、先を争って逃げ出そうとした。
彼らが危険がないように十分離れたところで、ワニはボートの手すりを通り抜け、水しぶきを上げて水の中に帰っていった。
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ワニが観光客グループを驚かせ、エアボートの上に乗って降りている様子。
「ズボンは乾いてる?」と、女性が尋ねた。
もちろん、ワニが水の中に戻ったからといって逃げ切れるわけではない。フロリダに住むある男性は2016年の夏、ワニが木に登るところを目撃している。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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