母親になるのは素晴らしいこと。だけど子供を産んだ後に、つらい出来事やネガティブな気持ちを経験し、葛藤することだってある。それは決して珍しいことではない。
そんな「親になる現実」を伝えるため、ひとりのママが妊娠線の残る自分のお腹の写真をInstagramに載せた。
「『なんでこんな写真を投稿するの』と思っている人もたくさんいるでしょう。だけどこの写真を投稿できるようになるまで、18カ月かかりました。鏡を見て涙がこぼれなくなるまで、自分のお腹を好きになるまで、18カ月もかかったんです!妊娠・出産した後に、こんなにつらい気持ちを味わうこともあるなんて、誰も教えてくれませんでした。これほどの肉体的・精神的な変化を経験するなんて知らなかったんです」
写真を投稿したアレクサンドラさんは、「産後うつや体の変化は誰にでも起きる可能性がある、ということを、他のお母さんたちにも知ってほしかったんです」とハフィントンポストUS版に語った。
18カ月と5カ月の子供を持つアレクサンドラさん。子供を生む前、出産後につらい出来事や葛藤と闘わなければならないなんて、考えていなかった。出産後に体や感情がどう変化するのか、子供を産む前に誰かに教えてもらえていたらよかったと感じ、写真を投稿した。
「赤ちゃんを産んだ後、愛情以外の感情も生まれるということを事前に知っていたらよかったな、と思います。母親になるということには、様々な感情が伴います。だけど赤ちゃんを産んだ後に愛情以外の気持ちを感じた時、私はそのことで罪悪感を覚えてしまいました。それは決して間違ったことではないんだと知っていたら良かったなと今は思います」
鏡をのぞいて自分の体を見ると、今でも涙がこぼれそうになる時もあるという。そんな時は「これは2つの命を生むという奇跡を起こした体なんだ」と思い出すことで、前向きになれるそうだ。
まだ自分の体を好きになる途中だけれど、お腹に残る妊娠線をアレクサンドラさんは誇りに感じている。そして、他のお母さんたちにも同じ様に感じてほしいと思っている。
他のママたちへのメッセージを、と聞かれ、アレクサンドラさんはこう答えた。
「皆さんのお腹にも、私と同じ様な模様が残っているかもしれません。だけどあなたはひとりじゃない。同じ経験をして同じ気持ちを感じている人は、他にもたくさんいるということを、知って欲しいと思います」
ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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