
Ueslei Marcelino / Reuters
国際柔道連盟(IJF)は12月9日、2020年の東京オリンピックで、男女混合チームによる団体戦を行う案を発表した。団体戦は現在、世界選手権では男女別のものが行われているが、オリンピックでは団体戦そのものが実施されていない。IJFは男女各3人ずつの構成案を国際オリンピック委員会(IOC)に提案する予定だ。
新案の体重区分は男子が73キロ級、90キロ級、90キロ超級、女子が57キロ級、70キロ級、70キロ超級。男女混合の団体戦の実現を見据え、IFJは男子の試合時間を1分短縮し、男女ともに4分にする新ルールも発表した。
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IOCは競技会場が大会後に「負の遺産」となる可能性もあることなどから、大会の肥大化を懸念。オリンピック憲章で参加選手数の上限を1万500人と定めている。各競技でどのような種目を実施するかはIOC理事会を経て決まることになる。
団体戦は、個人戦に比べて盛り上がりやすいこともあり、IFJは2016年リオデジャネイロ五輪での実施を目指したが、IOCから見送られている。