アメリカ・アラスカ州のウナラクリートで11月2日、角を突き合わせて争ったまま氷の下で凍結している2頭のヘラジカが発見された。ワシントンポストなどが報じた。
科学教師のブラッド・ウェブスターさんがキャンプ用地の管理をするために歩いていたところ、厚さ20cmの氷の下からヘラジカの角が突き出ているのを見つけたのだ。ウェブスターさんは「他の動物では似たようなケースがあるとは聞いていましたが、こんなのを見るのは初めてでした」とワシントン・ポストに語っている。
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ナショナル・ジオグラフィックに対し、ヘラジカ研究者のビル・サミュエル博士は以下のようにコメントした。
「角が動物を逃げられなくすることはたまにあるが、今までに見たことがない姿だ。同じサイズの2頭のヘラジカが、どっちがボスかを決定するために角を突き合わせたのだろう」
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争いは何も生まない。2頭のヘラジカは現代社会に生きる我々に、氷の下から訴えているのだろうか。
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