【UPDATE】2016/10/23 18:15
【これまでに分かっていること】
・宇都宮市内で元自衛官男性(72)の自宅が全焼
・近くのコインパーキングで爆発音とともに、男性の車を含む複数台が燃える
・宇都宮城址公園で少なくとも2回の爆発音。元自衛官が死亡。ほか3人負傷
・元自衛官は「命を絶って償います」などと書かれた遺書のようなものを持っていた。
【詳しく】
10月23日昼ごろ、宇都宮市中心部の宇都宮城址公園の内外で、複数回の火災や爆発があった。公園ではバラバラになった男性の焼死体が見つかったほか、3人が負傷した。
焼死体には遺書のようなものも挟まれていたという。産経ニュースは、男性が自殺を図り、市民が巻き添えになった可能性を報じている。
宇都宮市内ではこの日午前、3件の火災や爆発が続けて起きた。警察は3件の関連を調べている。
■午前11時すぎ
宇都宮市南郊の針ケ谷町にある住宅で火災があり、元自衛官の男性(72)の自宅が全焼した。
■午前11時30分ごろ
公園から数百メートル離れたコインパーキングで車両火災があり、爆発音とともに複数台の車が燃えた。共同通信によるとけが人はなかった。
朝日新聞デジタルは、この車が、全焼した民家の住所で登録されていたと報じている。
■午前11時40分ごろ
爆発で大破したとみられる宇都宮城址公園内のベンチ
男性の靴下には遺書のようなものが挟まれ、名前とともに「命を絶って償います」などと書かれていたという。
そのほかにも3人が負傷した。
県警の発表によると、けがをしたのは、宇都宮市城東2丁目のパート従業員の男性(64)▽住所不定無職の男性(58)▽宇都宮市内の中学2年の男子生徒(14)。パート従業員の男性は頭や胸にけがを負い、左鼓膜が破裂した可能性がある。男子生徒は右ふくらはぎにけがを負った。
(1人は肋骨折れる 中学生も足にけが 宇都宮の爆発:朝日新聞デジタルより 2016年10月23日16時56分)
NHKは、城址公園内にいた男性の以下のような目撃談を伝えている。
大きな音がしました。公園内の駐輪場で3人が倒れていて、1人はベンチのうしろに吹き飛んでいました。付近では火薬の匂いがしました
朝日新聞デジタルは「ベンチは真ん中で折れて、近くの自転車も爆風で倒れていた」として、目撃者の証言を伝えている。
大きな音がして、音の方向を見ると、白いシャツの男性が倒れていた。腹部から出血し、ほぼ動いていないような状況だった