モスル奪還作戦の兵士たちは、こんな危険に直面している(画像)

写真を見ると、地上部隊が毎日どのように過ごしているか実感できる。

モスルからおよそ35マイル(約56キロ)南に位置するケイヤラ地域にて、燃え盛る油田の前で一人の男性が自撮り写真を撮っている。この写真は10月20日にイラク軍が主要都市をめぐるイスラム国戦闘員に対する軍事作戦中に撮影したもの。

アメリカを含む西側諸国からなる多国籍軍に支援されたイラク軍とクルド人部隊は、IS(イスラム国)からイラク第2の都市モスルを奪還しようとしている最中だ。

ISがモスルを支配するようになって2年がたっている。ロイターによると、この戦闘は2003年にアメリカ軍主導の多国籍軍が独裁者サダム・フセインを倒すために侵攻して以来、最大規模になるとみられる。

数十万人の住民がここ数年でモスルを逃れているが、およそ150万人はいまだにこの町で生活している。

多国籍軍の予想では、この攻撃は数週間を要するとみられるが、イラクのハイデル・アバディ首相は10月20日、「作戦は計画より早く進展している」と述べた。

以下の写真を見ると、地上部隊が毎日どのように過ごしているか実感できる。

2016年10月9日に、イラク、モスルからおよそ35マイル(約56キロ)南にあるケイヤラ地域から煙が上がっている様子を見つめるイラク兵たち

イラク軍がモスルからおよそ21マイル(約33キロ)離れたカニ・アル=ハラミにある拠点から、アル・ムフツヤ村に向けてM109自動榴弾砲を発射する。

軍用車両から身を乗り出すクルド人部隊「ペシュメルガ」の兵士。この車は10月18日にモスル近郊のバルテラという小さな町で、ISのスナイパーにより数回にわたる襲撃を受けた。

クルド族部隊が最近奪還したこのトンネルは、モスルをめぐる戦闘中、ISが家の中に掘ったもの。

イラク軍兵士が10月19日、モスルに向け前進する様子

10月18日、モスルからおよそ21マイル(約33キロ)離れた位置にある、IS戦闘員から奪い返したシャクリ村の前線にある建物の中で、イラクのクルド人部隊ペシュメルガの兵士が立ちつくすさま

立ち退きを余儀なくされた人々がケイヤラで軍用車両に乗せられて避難中の様子。一方でモスルにいるISに対する攻撃作戦が、ケイヤラからおよそ19マイル(約30キロ)北部で行われている。

ペシュメルガの兵士が、IS兵士が地下に掘ったトンネルの入り口から外を見つめる様子

モスルの北東およそ12マイル(約19キロ)にあるナワランにある複数のIS拠点に向けて大砲を発射しようとするときに耳をふさぐクルド人部隊ペシュメルガの兵士

モスルに向けて前進する途中で撮影に応じるイラクの対テロ精鋭部隊の1人

ペシュメルガの部隊がモスルから東およそ19マイル(約30キロメートル)のハザールにある前線に向けて戦車で移動する様子

ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。

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