アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は10月20日、オハイオ州デラウェアの集会で演説し、大統領選の結果を受け入れるかどうかは「もし私が勝ったら選挙結果を受け入れる」と発言した。
トランプ氏は、19日に行われた民主党候補ヒラリー・クリントン氏とのテレビ討論会で司会者から「選挙結果を受け入れるか」と聞かれた時に「その時になったら考える」と明言を避け、批判を浴びた。
トランプ氏はデラウェアの集会で、アメリカ国民の懸念をあざ笑うかのように切り出した。
「みなさん、今日私は重要な発表をしたいと思う」 と、トランプ氏はで騒々しい観衆に語りかけた。
「私への投票者や支持者、そしてアメリカ国民みなさんに宣言、そして誓約したいと思います。私はこのすばらしい歴史的な大統領選の結果を完全に受け入れようと思う」と話したあと、一呼吸置いてこう付け加えた。 「もし私が勝ったら、だ」
観衆は歓声を上げた。
トランプ氏は最後のテレビ討論会で、選挙の結果を受け入れるのかどうかについて頑なに答えず、19日夜のトップニュースになった。この数週間、トランプ氏は「不正投票がある」と繰り返し発言し、選挙が「不正操作される」と主張したが、いずれも証拠はない。
トランプ氏は20日の演説で、「クリーンな選挙結果は受け入れるが、疑わしい結果に対しては異議申し立てをする法的権利を取っておく」と発言した。しかし、トランプ氏は何が「クリーンな選挙結果」に相当するのか詳細は説明せず、11月8日の投票結果に対し異議申し立てをするという可能性だけに言及した。
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ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた、嘘ばかりつき、極度に外国人を嫌い、人種差別主義者、ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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