「生活の党と山本太郎となかまたち」は10月12日、衆院議員会館で会見し、党名を「自由党」に変更することを発表した。同党の共同代表の小沢一郎氏(74)と山本太郎参院議員(41)が新しいロゴマークを掲げた。毎日新聞などが報じた。
新党名「自由党」を掲げる生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表(左)と山本太郎共同代表=12日、東京・永田町の衆議院第2議員会館
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■なぜ自由党に?
自由党は1998年から2003年までの5年間、小沢氏が率いた国政政党と同名。新進党分党に伴って誕生し、自民党や公明党との連立政権を経て、旧民主党に合流した。
時事ドットコムによると小沢氏は会見で「自由党時代は政治理念も政策も非常に筋道の通った活動をすることができた。原点回帰ではないが、みんなの意思が一致した」と説明した」と説明した。
■山本太郎氏はどうする?
その一方で小沢氏は年明けにも見込まれる衆院解散を見据えて、「山本太郎となかまたち」という名称の政治団体を、政党とは別に立ち上げて、比例東京ブロックを軸に候補者の擁立を目指す考えを示した。
日刊スポーツによると小沢氏が、山本代表の申し出を受けて、了承した。「政党とは別に、山本太郎の『ファン票』を何とか獲得したいということだった」と述べた。
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山本氏は今後も自由党に在籍するが、衆院選では「山本太郎となかまたち」として比例ブロックでの候補者擁立や選挙活動を行う方針だ。
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