「私はパンドラの箱を開けた」エマ・ワトソン、平等を訴えて脅迫された時の気持ちを語る

あれから2年、彼女は脅迫に屈せず進み続けています。
One Young World

2年前、ニューヨークの国連本部で女優のエマ・ワトソンは、ジェンダー平等のためのキャンペーン「HeForShe」を立ち上げると発表、「ジェンダー平等を目指す闘い」への参加を呼びかけた。

しかし、彼女のスピーチを聞いた人の中には、ネット上でワトソンを脅迫する人もいた

9月29日、カナダ・オタワで開かれた若者のための国際会議One Young Worldサミットで、ワトソンはその時の気持ちをこう語った。

「スピーチの前はとても緊張していました。そして、スピーチの直後は神経がものすごく高ぶっていました。その後数日すると、とても落ち込みました。一番の願っていたことと一番恐れていたことが同時に訪れました。私は“パンドラの箱”を開けたんです。スタンディングオベーションと同時に、今までに経験したことがないほどの批判が押し寄せ、多くの脅迫を受けました」

しかし、攻撃は彼女を止めることはなかった。2年たった今でも、ワトソンは平等な世界を目指すための活動を続けている。

ワトソンは、自分が社会活動家になるとは考えてもいなかったという。2年前のスピーチは、彼女が社会活動家として踏み出した最初の一歩となったが、実はそれは彼女にとって「見えなかった自分の姿を、見えるようにするという選択だった」とワトソンは話した。

そして、世の中を良くしたいと思ってサミットに集まった若い人たちに、大切にしている言葉を紹介した。

「私がいつも心に留めている言葉を紹介したいと思います。ずっとこうなりたいと思ってきましたが、なかなかそうなれません。毎日苦しんでいます。だけど、私を勇気付けてくれる言葉です。この言葉があなたに当てはまるかどうか考えてみて下さい」

それはこんな言葉だ。

私は自分の姿を見せたい思っている。

私は声を上げたいと思っている。

私は進み続けたいと思っている。

私は他の人の声に耳を傾けたいと思っている。

私はたとえ孤独を感じるとしても、前に進みたいと思っている。

私は心に平和を感じながら、毎晩眠りにつきたいと思っている。

私は、最大で最高の自分になりたいと思っている。

「この7つの言葉は私を縮みあがらせますが、これは私が最も大切にしていることです。なぜなら私はこういう人に私なりたいから」

(One Young Worldサミットでスピーチするエマ・ワトソン(英語))

ハフポストUK版に掲載された記事を翻訳しました。

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