横浜市内の展覧会に展示された「シン・ゴジラ」の登場する怪獣の模型
9月6日までの観客動員数が420万人を突破した怪獣映画「シン・ゴジラ」について、安倍晋三首相が「自衛隊に対する国民の支持が背景にある」と言及した。安倍首相は12日、官邸で開かれた自衛隊高級幹部との懇親会であいさつした。官邸公式サイトによると、安倍首相の発言は以下の通り。
このような現実の世界のみならず、今話題の映画『シン・ゴジラ』でも、自衛隊が大活躍していると聞いています。(略)登場人物も、統合幕僚長以下、自衛隊員の皆さん、かっこよく描かれていると伺っております。このような人気もまた、自衛隊に対する国民の揺るぎない支持が背景にあるものと思います。
庵野秀明氏が総監督を務めた「シン・ゴジラ」は、陸上自衛隊の10式戦車などの実在の兵器が登場。自衛隊の全面的な協力で製作された。政治家からの反響も多いが、石破茂元防衛相は、怪獣に対して自衛隊の防衛出動が下令されるシーンについて「どうにも理解が出来ませんでした」と疑問を呈していた。
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