出産間近のママをとらえた写真が、子どもを持つ親の心を教えてくれる(画像集)

出産間近の母親の感動的な写真は、SNSを通じて親の心を動かしている。

出産間近の母親の感動的な写真は、SNSを通じて親の心を動かしている。

ニッキ・コルキットさんが、3人目の子供を出産するときに、出産専門の写真家ローラ・ポーレスキューさんは、その瞬間を撮ろうと彼女のそばにいた。ニッキさんの出産を間近に控え、ニッキさんが2番目の子供と共有した美しいひとときを捉えた。

「その瞬間、私はここぞとばかりに、新しく『一番下の子』ができる前に、一番下の子をしっかりと抱きしめました」(c)LAURA PAULESCU/CROWNED PHOTOGRAPHY

コルキットさんは、コロラド州デンバーを拠点に置くNFLチーム「デンバー・ブロンコス」に所属するブリットン・コルキット(Britton Colquitt)選手と結婚している。2人は現在、4歳のナッシュ君、2歳のエバリーちゃん、そして7カ月のイスラちゃんの3人の子供を育てている。ハフポストUS版に、母親のニッキさんは出産当時の写真の裏話を話してくれた。

「この写真は、娘のイスラの出産間近に撮影されたものです。上の2人が、おばあちゃんのところへ泊まりに行く少し前のことでした」とニッキさんは語った。「その瞬間、娘のエバリーは、部屋を跳ね回るのを止めてベッドによじ登ってきたんです。私は娘が『抱っこしてマミー』と言うのを聞いて、その瞬間、私はここぞとばかりに、新しく『一番下の子』ができる前に、一番下の子をしっかりと抱きしめました」

「もう一人の赤ちゃんが生まれることにワクワクしているときに、一人の小さな子供にさようならを言うことに罪悪感を感じたり、悲しく感じたりするのは、母親をしているうえで実に不思議な現象です」とコルキットさんは続けた。「次の赤ちゃんができる前に、一番下の子に十分に目をかけてあげただろうかと、私はいつも自問します」

写真は1月のものだが、いくつかの育児サイトがSNSで画像を紹介したことで、8月に入りすごい勢いで広まっている。「(少しの間)さようならと思う感情は、きっと複数の子供がいる親たちに共通する感情なので、その画像は、たくさんの人たちに共感されたんだと思います」とコルキットさんは述べた。

「もう一人の赤ちゃんが生まれることにワクワクしている時に、一人の『赤ちゃん』にはさようならを言うことに罪悪感を感じたり、悲しく感じたりするのは、母親業において実に不思議な現象です」(c)LAURA PAULESCU/CROWNED PHOTOGRAPHY

ポーレスキューさんは、コルキットさんの感情に同調した。「その子たちが一番下の子でなくなる前に、最後にしっかりと“下の子”を抱きしめること。それは、一生残るあなたの記憶です。子供と離れる悲しみとあふれる愛情、そしてどうしたら愛情がさらに育むことができるのだろうかと怖くなる気持ちが入り混じった、心が張り裂けそうな瞬間です」

2人の子供を持つ写真家は、「そんな瞬間を捉えることができて光栄です」と付け加えた。

「2人以上の子供を持つすべての母親は、この瞬間を体験してきました。それは夜の闇の中で、子供の額にキスすることであったり、ドライブウェイでの最後の涙のハグであったり、しばらく子供がおばあちゃんの家に滞在する前に病院のベッドで最後に寄り添うことであったりします」とポーレスキューさんは語った。「その気持ちは同じです。そして写真に残したその瞬間を見返すことで、どんな感情だったかを思い出すのです」

(c)LAURA PAULESCU/CROWNED PHOTOGRAPHY

ポーレスキューさんもコルキットさんも、写真の反響に驚き、母親たちからのコメントを楽しく読んでいるそうだ。

「この写真で、母親の愛を思い出してもらえればと願います」とコルキットさんは言った。「私は、母親が持つ絆に感謝します。この写真によって、とても多くの母親たちが自分の経験を共有できたことを大切に思います」

ポーレスキューさんは付け加えて言った。「出産は、赤ちゃんが生まれる“その瞬間”以上のです。そこには、たくさんの美しいこんにちは、さようなら、喜び、悲しみ……そして圧倒する愛があるでしょう」

さあ、素晴らしい写真を見てください。ポーレスキューさんのサイトFacebookはこちら。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。