リオデジャネイロ・オリンピック12日目の8月16日(現地時間)に行われた卓球女子団体の3位決定戦で、日本はシンガポールを3勝1敗で破り銅メダルを獲得した。2012年ロンドン五輪の銀メダルに続き、2大会連続のメダルとなった。
第1試合、日本は福原愛(27)が登場するも、フルゲームの末に初戦を落とした。第2試合ではエース石川佳純(23)がロンドン五輪女子シングルス3位決定戦で敗れたフェン・ティアンウェイとの対決を3-0で勝利し、タイに持ち込んだ。
第3試合のダブルスは福原、伊藤美誠(15)ペアが登場。3-1でユ・モンユ、ジョウ・イーハン組に勝利。後半、シンガポールペアにはミスが続いた。
続く第4試合は伊藤が、フェン・ティアンウェイと対戦。格上の実力者を相手に、伊藤は果敢にアタック。3-0で圧倒し、ゲームセット。日本は3勝1敗で銅メダルを決めた。
メダル獲得を決めた瞬間、伊藤は笑顔で拳を突き上げて喜びを表現。準決勝でドイツに敗れた際、「唇を噛んででも、泣くわけにいかなかった」と語っていた福原は試合後、涙ぐみながら「本当によかったです。足を引っ張ってばかりで。みんなに感謝しています」と語った。
■試合後のコメント
福原愛「本当によかったです。足を引っ張ってばかりで。みんなに感謝しています。銅メダルをお見せすることができたので、ホッとしています。一昨日(卓球女子団体の準決勝)も負けてしまって、何度も何度も思い出しては後悔してという昨日と今日だった。絶対に死ぬ気で勝ちにいきました。いい試合もあったけれど、苦しい試合もそれと同じぐらいあったので、本当に苦しいオリンピックでした」
石川佳純「うれしいです。最高です。今日の試合は一昨日負けてすごく悔しかったので、みんなで本当に一丸となって戦いましたし、本当に3人で勝ち取った勝利です。4年前とはやっぱり違う自分を見せたいという気持ちでしたし、今日は自分の力を出せれば、絶対に勝てると思っていましたし、(第2試合で)0-1で回ってきても絶対自分が1-1に戻すんだという気持ちで頑張りました。シングルスは本当に残念でしたけど、団体でもメダルが欲しかったので、こういうふうに銅メダルを獲得できて、本当に本当に嬉しいです」
伊藤美誠「絶対にメダルを取るという目標を立てていたので、チームに組めて光栄ですし、この3人でメダルを取れて嬉しいです。自分が4番で回ってきたときに、しっかり決めるっていう思いで望んだので、力が発揮できて良かったかなと思います。すごく嬉しかった。みんなで掴んだメダルということで、シングルスよりも、もっともっと嬉しいメダルだったと思います」
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