アメリカの伝説的な競泳選手マイケル・フェルプスが、リオデジャネイロ・オリンピックで生涯23個目の金メダルを獲得。有終の美を飾った。すでに今大会を最後に引退を表明しているが、周囲は「次」を期待している。
8月13日(現地時間)、競泳男子4×100mメドレーリレー。フェルプスはアメリカ代表チームの3番手で泳ぎ、チームは3分27秒95のオリンピック記録をマーク。イギリスとオーストラリアを制して優勝した。
このレースは、フェルプスの前人未到のオリンピック人生を締めくくるものだった。金メダル23個は、2000年以上前の紀元前152年、古代ギリシャの「ロードスのレオニダス」の記録を上回る世界記録だ。
フェルプスは12日、メダルの世界記録を達成後、Instagramに投稿した。「何か言おうと思っているけど、何も言葉が浮かばない」「これは本当に、夢が叶ったんだ」
フェルプスは以前から、今回が最後のオリンピックだと表明していた。前回2012年ロンドン大会の後にも、一度引退を表明したが、撤回している。
12日、チームメートのライアン・ロクテはテレビ番組で、次の2020年大会までにフェルプスは復帰するだろうと期待を込めた。
「2012年にフェルプスが引退すると言ったとき、僕はこう言った。そんなこと言ったのは僕だけだけど、その通りになった。そして僕はもう1回同じことを言う。フェルプスは2020年に戻ってくるだろう」
「フェルプスがここで終わらせるとは思わない。僕はあと4年続けるし、彼は僕と競うのが大好きなんだ。だってそうすればお互いにベストの結果を出せるから」
フェルプスは、IOC Newsにこう語っている。「(過去の伝説の競泳選手)マーク・スピッツに勝とうという気はまったくないんだ。僕は最初のマイケル・フェルプスになりたい。マーク・スピッツ2世じゃなくて。それは本当に子供の頃から夢見ていたことなんだ。僕は何か、今まで誰もやったことがないことをやろうと夢見ていた」
ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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