「不安障害を抱えると、こんな気持ちなの」イラストで表現してみました

誰にでも起こりうることです。

日本では10人に1人、アメリカでは10人に2人が一生に一度は経験すると言われる不安障害。これほど多くの人が抱えているにも関わらず、この問題にはなかなか注目が集まらず、社会の理解を得にくい。

そんな状況を変えたいと、インドのアーティストのプラニタ・コーチャーレカーさんは、ユーモラスなイラストで不安障害を伝えるプロジェクトを始めた。

自身も不安障害を経験したコーチャーレカーさん。普段どんな気持ちで過ごしているか友人に打ち明けたところ、多くの人が彼女と同じ経験をしていることがわかった。

そこで、自分たちの経験を基に「不安を受け入れよう」と呼びかけるプロジェクトを始めた。

上司に呼ばれた時の気持ち。「私、何かしたっけ? 何か問題になりそうなことあったかな? 首になったらどうしよう?」

コーチャーレカーさんは「不安障害に苦しむ人たちは、不安に襲われることを心配しがちです。そんな人たちを少しでも救いたい」と、ハフポストUS版に話してくれた。

しかし、ただ経験を語るだけでは、不安障害に対する理解を広げられないと思い、イラストで伝えることにした。

不安障害を抱えていると、理由もないのに、パニックや大きなストレスに見舞われることがある。それが時には、健康を害する原因にもなる。

イラストは、そんな不安障害を抱える人たちが、日常的に直面する不安を、ユーモラスながらも的確に表現している。

体調が悪い時、インターネット先生に診てもらうと「治る見込みはない」と言われてしまいます

コーチャーレカーさんは、イラストが不安障害の現実に光を当て、より助けを求めやすい環境を作りたいと望んでいる。

「どんな人でも不安障害を抱えることはあります。それを知ることが、治療のための最初のステップです。不安障害を抱える人も、そうでない人も、不安障害についてよく知れば、お互いを助け合えます」

何でも考えすぎてしまいます(左)「アリは可哀想」(中)「ひどい人生だ」(右)「なんて不公平なんだろう…」

約束した時間通りに電話がかかってこないと、何度も何度も携帯をつけて確認します。そして段々不安になります…

夜中に物音が聞こえると、殺されるんじゃないかと心配になります

一日中、家の鍵を締めたかどうかが気になります

タクシーに乗る前、車内で、降りた後、携帯を忘れていないかどうか2回チェックします

とにかく優柔不断です。「こんにちは!」「こんにちは!」「元気?」「わかりません」

瞑想をしている時、頭の中ではこんなことを考えています。「何かが足を登ってくる…。ピザの匂いがする。あの支払いしたっけ? 水道の蛇口締めたかな? みんなすごく静かだな。今何時だろう? …瞑想うまくできてない…」

ゲームをすると、ストレスが増えます

新聞には悲しいニュースばかり書かれていて、つらい気持ちになるから読めません

物事を悪い方に考え、いつも心配してしまいます「シャツに火がついたらどうしよう…」

理由のない不安に襲われます

何も心配がないことを、気付かないうちに心配しています。「何も心配してないってことに、気付いた…」

ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。

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