石田純一氏、出馬断念 「忸怩たる思いはありました」【都知事選】

都知事選への条件つき出馬を表明していた俳優・石田純一氏(62)が7月11日、出馬を断念することを表明した。
TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 17: Actor Junichi Ishida speaks during a protest against the new Japan Security Bill on September 17, 2015 in Tokyo, Japan. Hundreds of people gathered to protest against the security bills to expand the roles of Japan Self Defense Force. The scheduled committee vote, which is the second to last vote before the law officially being passed, has been repeatedly delayed by the opposition party. The ruling coalition party lawmakers are aiming to pass the legislation before the end of week. (Photo by MASASHI KATO/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 17: Actor Junichi Ishida speaks during a protest against the new Japan Security Bill on September 17, 2015 in Tokyo, Japan. Hundreds of people gathered to protest against the security bills to expand the roles of Japan Self Defense Force. The scheduled committee vote, which is the second to last vote before the law officially being passed, has been repeatedly delayed by the opposition party. The ruling coalition party lawmakers are aiming to pass the legislation before the end of week. (Photo by MASASHI KATO/Getty Images)
MASASHI KATO via Getty Images

都知事選に「野党統一候補なら出馬する」と表明していた俳優・石田純一氏(62)が7月11日、出馬を断念した。午後1時45分から放送フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」に電話出演した際に明らかにした。

石田氏は「会見で話す」として、当初は言葉を濁したが、司会の安藤優子氏らに出馬断念について重ねて聞かれると「その方向です」と認めた。民進党などの党からの推薦をめぐって調整がつかなかった模様だ。午後5時から都知事選について会見を開く。

■石田氏「今回は準備不足なんですよ」

番組内での主なやり取りは以下の通り。

――あの今朝から出馬断念という決断に至ったとの(報道もある)ことですが、どういうことですか?

詳しくは会見で話すことになると思います。

――事実関係として、出馬断念ということでいいんでしょうか?

(苦笑)だから、それは会見で語らせていただきたいと思っています。すいません。

――じゃあ、まだ分からないんですかね?

いや、その方向です。とにかく決断はしたんですけど、なかなか……。野党統一ありきの候補者ではなく、候補者ありきで野党統一で推すという順序だと思うんですけど。「出せばいいのか」とか、「本当に勝つ気があるのか」という話を、本当に生意気ですけどさせていただいた。残念ながらで、時間切れということで。我々にもスケジュールがありまして。

――誰と話したんですか?そのお話は

第三者を通じて……。誰と申し上げるのはあれですが。民進党の方とも、いろいろと話をさせていただきました。

――共産党とも?

第三者ですね。市民連合の方と話していたものですから。重々わかってはいるんですが、大事な国政選挙があったのでそれどころじゃないと。まずは参院選があるのは理解していましたけども、それでなくても時間がない。前任者の辞任で始まったという都知事選が、スタートがギリギリだったものですから、限られた時間の中で非常に難しい選択。ぶっちゃっけ(野党共闘に)乗っていただけるか、いただけないかという話でした。

――民進党については第三者と通して話をしていたと。

野党共闘があるのであれば、(出馬を)考えたいということですね。それが自分でなくても応援して。国政と都政で違うのは分かってますけど、政治の流れとしてバランスを。(国政の)アクセルに対してブレーキが利くような存在を、考えてらっしゃる都民・国民も多いと思うので。

――つまり都政が国政の暴走を止めるようなブレーキの役割を果たしたらいいんじゃないかと。

そういうことです。私としては身を賭して、オープンにして、個人的には退路を断ったのですが。出馬宣言はしてませんけども。調整が難しかった。まだ(野党共闘候補が)決まっていないという部分も、自分としては待っていただいたり、テレビ番組のオンエアなどもありまして、限界が今日のお昼くらいかなと思いました。

――民進党と話していたけども、今日のお昼までにはっきりした答えが出なかったと?

そうですね。まあ話をしていたというより、なかなかお忙しくて。国政選挙をやっているわけですから。忸怩たる思いはありましたけど、もちろん理解してました。予想していたことですから、これ以上行くと本当に。今回は準備不足なんですよ。

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