【UPDATE 2016/07/08 18:50】アメリカ・テキサス州ダラスで発生した銃撃事件で、現地警察は7月8日未明、5人目の警官が死亡したと発表した。これまでに警官5人が死亡、警官6人と市民1人が負傷した。容疑者は3人拘束されたが、1人はガレージに立てこもって銃撃戦を継続していたが、その後死亡した。
衝撃的な夜だ。残念なことに、5人目の警官が犠牲となったことを報告する。
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アメリカ・ルイジアナ州バトンリュージュやミネソタ州セントポールで黒人男性が警官に相次いで射殺された事件を受けて7月7日夜、「黒人の命が大切だ」(Black Lives Matter)の抗議活動がテキサス州ダラスで行われている最中、デモを警戒していた警官が何者かに銃撃された。
ダラス警察のデヴィッド・ブラウン署長は会見で、「小高い場所から狙撃された」と述べた。
またブラウン署長は警官4人が死亡、3人が重体、2人が手術を受けていると述べた。
ダラス警察は容疑者の写真を公開し、発見に協力を求めた。
こちらが容疑者の1人。発見にご協力を!
ダラス警察はSWAT(特別機動隊)が容疑者2人を拘束し、付近にあった「不審物」を確保した。
デモの様子を捉えた動画の中では、何人もの警官が駐車場のガレージなど、ダラスのダウンタウンにある施設に集結している。別の画面では、背景でサイレンが鳴り響く中、銃声が響いているのがわかる。
これはややクリーンな動画。#blacklivesmatterの抗議での発砲。
デモの主催者レヴ・ジェフ・フッドさんは「ダラス・モーニング・ニュース」に、「6発から8発の銃声のような音を聞く前」に彼が警官1人と一緒に抗議集団の先頭に立っていたことをに話した。
「みんな混乱しているようでした」と、フッドさんは話した。「警官は銃撃があった方向へ走り、私は銃撃から逃げ出して人々を道から離れさせようとしました。自分が撃たれていないか確認するため、私は自分の体を掴みました」
7日未明に数百人の人たちが国中からダラスに集まり、警官がルイジアナ州バトンルージュにあるコンビニエンスストアの外でアルトン・スターリングさんが射殺された事件と、ミネソタ州セントポールで車両停止中にフィランド・カスティールさんが射殺された事件に抗議した。
抗議者たちはサインを掲げて、「正義なくして平和はない」や「手を上げたら撃つな」など、黒人の命の大切さを訴える運動でよく聞かれる言葉を繰り返した。
※内容を随時更新します。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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