7月5日は「ビキニの日」。フランス人のルイ・レアールが1946年7月5日、露出度の高いツーピースの水着をパリで発表。「ビキニ」と命名して世の中に普及した。
世界初の「ビキニ」の水着
このビキニという名前、実は米軍の原爆実験から生まれたことをご存じだろうか。レアールの水着が発表される4日前の7月1日、21キロトン級の原爆「エイブル」が、太平洋のサンゴ礁「ビキニ環礁」に投下された。この原爆の破壊力になぞらえて、レアールは自身が発案した水着を「ビキニ」と命名したのだった。
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1946年7月1日、ビキニ環礁に投下された「エイブル」
ビキニ周辺では1958年までに、計67回の原爆・水爆実験が実施された。米誌ポピュラー・サイエンスによると、2016年現在も放射線量が高すぎて、当時の島民や、その子孫の帰還は進んでいない。
ビキニが誕生して70年たつが、ビーチを彩るビキニの女性たちを見かけたら、その陰に隠れた悲しい島の歴史に思いを馳せてみてもいいかもしれない。
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