バングラデシュの首都ダッカで立てこもり事件、人質20人死亡【UPDATE】

People carry an injured man near the Holey Artisan Bakery restaurant during an attack by unidentified gunmen in Dhaka's high-security diplomatic district on July 2, 2016.Gunmen stormed a crowded restaurant popular with foreigners in the Bangladeshi capital on July 1 night, apparently taking diners hostage and sparking a firefight with police in which at least two officers were killed, police and witnesses said. / AFP / STR (Photo credit should read STR/AFP/Getty Images)

■これまでに分かっている事件の概要

・7月1日午後9時ごろ（現地時間）、武装した複数の男がレストランを襲撃

・バングラデシュ政府、特殊部隊を突入させる。人質20人が死亡。13人救出

・菅官房長官、日本人の男性5人、女性2人の死亡を確認したと発表

・現場で日本人1人が救助される。東京・新宿区の建設コンサルタント会社「アルメックVPI」社員の渡邊玉興さん

・バングラデシュ軍当局者によると、死亡した人質20人の全員が外国人。CNNによるとイタリア人9人、3人はアメリカの大学生（うち1人はインド人）

【UPDATE 07/02 18:30】NHKニュースによると、救助された日本人の男性は、東京・新宿区の建設コンサルタント会社「アルメックVPI」社員の渡邊玉興さん。事件発生時、現場の飲食店には渡邊さんのほかJICA関連の仕事をしている男性5人、女性2人の計7人がいたが、安否不明だという。

【UPDATE 2016/07/02 14:54 】

萩生田光一・官房副長官は2日午後の記者会見で、日本人のうち男性1名が救出されたが7人の安否が不明だと発表した。

【UPDATE 2016/07/02 11:18 】

共同通信によると、ロイター通信は、バングラデシュの首都ダッカでの立てこもり事件で、同国警察が現場のレストランに突入したと報じた。

Bangladesh forces begin storming Dhaka cafe where at least 20 hostages are being held by militants, officials say https://t.co/GfKtptPDWO
— BBC Breaking News (@BBCBreaking) 2016年7月2日

【UPDATE 2016/07/02 11:15 】

共同通信によると、BBCは放送で、バングラデシュの首都ダッカでの立てこもり事件で、日本人5人とイタリア人6人が含まれているという情報があると報じた。

バングラデシュの首都ダッカで7月1日夜、武装した複数の男がレストランを襲撃し、警官2人が死亡、およそ30人がケガをした。7人のイタリア人を含む複数の人質をとって立てこもっているという。ガーディアンなどが報じた。

時事ドットコムによると、菅義偉官房長官は記者会見で、ダッカで発生した襲撃事件で人質の中に邦人が含まれている可能性があることを明らかにした。安倍首相は2日予定していた北海道での参院選遊説を中止し、官邸入りした。

朝日新聞デジタルによると、襲撃犯らは店内で「アラー・アクバル（神は偉大なり）」とアラビア語で叫んだといい、イスラム過激派とみられる。

バングラデシュ特別警察のベンジール・アフメド長官は、警察部隊は平和的に人質の安全を確保しようとしていたという。8〜9人の武装した男たちが、外国人が多くいるダッカのグルシャン地区のレストランに襲撃したという。地元警察のビノイ・クリシュナ・バーラ副監察官は、死亡した2人の警官以外に、27人の警官と少なくとも住民1人が銃撃によりケガをしたと述べた。

BBCによると、事件が起きたレストランは「ホーリー・アルチザン・ベーカリー・カフェ」で、事件発生時には外国人客が多くいたとみられる。

過激派組織IS(イスラム国)系の通信社「Amaq」が犯行声明を出し、ISの戦闘員は、「外国人が頻繁に出入りする」レストランを襲撃し、20人以上の「異なる国籍」の人間を殺害したと述べているが、確かなことはわかっていない。