参院選、改憲4党が3分の2獲得か、ライン瀬戸際の攻防へーYahoo!のビッグデータ議席予測

投開票日が近づき、「3分の2ライン」をめぐる激しい攻防が続きそうだ。

7月10日に投開票される参院議員選挙(改選定数121)について、公示日前18日間のビッグデータに基づく政党・選挙区別の予想獲得議席数の調査結果を「Yahoo! JAPAN」が6月30日に発表した。調査によると、自民・公明など憲法改正に前向きな4党の予想獲得議席数は78。これは、非改選と合わせて改憲発議に必要な3分の2(162)議席にぴったり同じ数字となっている。投開票日が近づき、「3分の2ライン」をめぐる激しい攻防が続きそうだ。

▼比例区+選挙区

(Yahoo! JAPANビッグデータレポートより)

比例・選挙区の合計で、獲得予想は自民57、公明11、民進24、共産16、おおさか維新10、無所属(野党統一候補)となっている。自民は非改選の65議席と合わせると27年ぶりの参院単独過半数となる勢い。

▼選挙区予測

(Yahoo! JAPANビッグデータレポートより)

自民(赤)、公明(黄)、民進(青)、その他・無所属(白)。

地図上の各エリアの色分けは、1人区の場合は優勢な候補の政党、複数人区は得票数1位が見込まれる候補の政党の色で塗られている。

ほとんどの選挙区で自民候補の優勢、もしくは獲得票数1位が見込まれる一方、民進は議席数を28から13へと大きく減らす可能性があるとの予測となった。減らすと見込まれる議席の多くを野党系が分け合う形になりそうだ。

▼比例区予測

(Yahoo! JAPANビッグデータレポートより)

改選前と比較して、自民、公明、共産、おおさか維新が議席数を伸ばす一方、民進は現在の18議席から大きく減らす11議席の予測となっている。

▼政党別議員数予測(非改選も含めた計242議席)

(Yahoo! JAPANビッグデータレポートより)

Yahoo!が行った調査は「Yahoo!検索」での検索ワードの増減など「ビッグデータ」を集計するという手法。公示日前の18日間(2016年6月4日〜2016年6月21日)のデータを用い、「投影モデル」という方法で予測している。

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