アラビア海に漁に出ていたある漁師が、海上に漂うプラスティックの袋の中に閉じ込められていたヒメウミガメを見つけ、全力を尽くして救助した。
2016年4月、マグロ漁船に乗船中だったアミール・ラヒムさんは、パキスタンのカラチから180海里の沖合で身動きが取れなくなっている生き物を見つけた。
彼は服を着たまま海へ飛び込み、この海生爬虫類のカメをポリプロピレンのメッシュバッグから解放しようと試みた。
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ラヒムさんがカメの解放に手間取っていると、乗組員仲間たちが助けに入り、みんなでカメを船に引き上げた。
漁師たちはこの小さな生き物に絡まっていたメッシュバッグを切り取り、海へ返してあげた。
ラヒムさんは世界自然保護基金(WWF)パキスタンで訓練を受けた海上観測者で、浮網に絡まったカメを数多く見てきたという。しかし、浮いている袋の中に閉じ込められたカメを見たのは初めてだった。
「漁師やその他の船員が海にプラスチック素材のものを投げ入れると海洋動物を殺すことになるかもしれない。そんな危険性について学ぶ必要があります」と、ラヒムさんはパキスタンのオンラインニュースサイト「DAWN.com」に語った。
この救助活動は乗組員が撮影しており、WWFパキスタンは6月14日、この心温まる映像をネットに公開した。現在、多くの人に閲覧されている。
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WWFによると、毎年140億ポンド(635万トン)あまりの廃棄物が、世界の海に捨てられている。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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