海底に沈む「戦艦大和」の最新映像を6月22日、広島県呉市がメディア向けに公開した。
旧日本海軍が建造した世界最大の戦艦だったが、1945年4月にアメリカ軍の攻撃で撃沈された。呉市は5月10日から27日にかけて、鹿児島県枕崎市から約200キロ沖合いの海域を調査。水深350メートルの海底に横たわる大和の船体を無人の潜水探査機で撮影した。公開されたのは艦首の菊の紋章や、直径5メートルのスクリューなどの部分だ。
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資料提供:呉市
菊の紋章
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資料提供:呉市
プロペラ
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資料提供:呉市
バルバスバウ
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1985年と99年の民間調査はアナログ映像で撮影されたが、デジタル映像の今回は、より鮮明な姿を捉えている。7月23日から呉市内の大和ミュージアムで一般公開される予定だ。