国産のステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注で三菱重工業などが製造したステルス実証機「心神」が4月22日午前、初飛行した。有人ステルス機の飛行成功はアメリカ、ロシア、中国に次ぎ4カ国目。時事ドットコムニュースなどが報じた。
「心神」の正式名称は「先進技術実証機 X-2」。三菱重工業やIHIなど200社以上が参加し、394億円の開発費を投じた。
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朝日新聞デジタルによると、レーダーに探知されにくいステルス性能や、小型で高出力のエンジンや機動性の高さが特長だ。この日は航空自衛隊の小牧基地(愛知県小牧市)から午前9時前に離陸して長野県や岐阜県の上空を飛んだ。約26分後に岐阜基地(岐阜県各務原市)に着陸したという。
防衛装備庁は今後、岐阜基地を拠点に飛行試験などを繰り返し、次世代戦闘機に「心神」のステルス技術を採用するかどうかを2018年度までに判断するという。
時事通信社
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