プロボクシングで世界6階級制覇を果たしたマニー・パッキャオ(37)=フィリピン=は4月9日、アメリカ・ラスベガスで現役最後の試合に臨み、前世界ボクシング機構(WBO)世界ウエルター級王者のティモシー・ブラッドリー(32)=アメリカ=に3-0の判定で快勝して有終の美を飾った。サンスポなどが報じた。
先にダウンを奪ったのはパッキャオだった。7回、左右のフックを浴びたブラッドリーがリングに手をつき、ダウンを取られた。9回にも、パッキャオを左フックを浴びせてダウンを奪う。パッキャオが優勢に試合を進めたが、判定に持ち込まれ、3人のジャッジともに116-110。パッキャオが引退試合を白星で飾った。
パッキャオは母国・フィリピンで5月に行われる上院選に立候補する意思を表明しており、今後は政治活動に専念する。
(判定勝ちのパッキャオ「肉体的には続けることができるが…」 今後は政治活動に専念/BOX - スポーツ - サンスポより 2016/04/10 14:21)
試合後、パッキャオは「フィリピンの人のためにやめる。引退?そうです」と明言した。
パッキャオの戦績は58勝(38KO)6敗2分け。ブラッドリーは33勝(13KO)2敗1分け1無効試合となった。
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