フィギュアスケートの世界選手権最終日は4月2日、アメリカ・ボストンで最終日の女子フリーが行われ、2大会ぶりの出場だった浅田真央(中京大)はショートプログラム(SP)から順位を2つ上げ、合計200.30点で7位だった。産経新聞などが報じた。
前回銀メダリストでSP6位の宮原知子(関大)が139.89点、合計210.61点の5位。SP7位の本郷理華(邦和スポーツランド)は199.15点で8位となり、日本勢は表彰台を逃した。初出場のグランプリファイナル女王、16歳のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)がSP3位から逆転し、223.86点で優勝した。
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浅田は、フリーを終えた後、自身の演技を今後も見せたいかと報道陣から問われ、「できるので、そういう思いがあります」と答え、現役を続行する意向を示した。
来季については「今終わったばかりなので(まだ)目標とかないけど、自分のできることを最後までやりきるというのが自分の考え」と語った。さらに「(休養を終えて今季)復帰してから『復帰しなかった方がよかったんじゃないか』と思ったことが何回かあった。先のことを考えると大変なので、一つ一つのことを考えていきたい」と話し、現時点では2018年平昌五輪への挑戦を意識せずに取り組む考えを示した。
(フィギュア:浅田来季も「できるのでそういう思いがある」 - 毎日新聞より 2016/04/03 12:55)
浅田は2014年のソチオリンピックで6位入賞、世界選手権で優勝した後に1年間休養し、2015年秋に復帰。11月の中国杯で優勝したが、12月のグランプリファイナルは最下位の6位に沈んだ。全日本選手権は3位。今回の世界選手権は7位で、9度の出場の中では自身最低の順位にとどまったが、2日のフリーでは今季の自己最高得点を記録した。