少なくとも31人が死亡、約270人が重軽傷を負ったベルギー・ブリュッセルの連続テロを追悼する集会が3月27日(現地時間)、ブリュッセル市内で開かれたが、極右のフーリガン数百人が乱入し、ヒトラー礼賛や反イスラムのヘイトスピーチを叫んだ。警察は放水で鎮圧を図り、現場は混乱した。
ハフポストUK版によると、ベルギー株式市場前の広場で、黒ずくめの男たちがナチス礼賛を叫んだ。AP通信によると、10人が身柄を拘束され、警察官2人がけがをした。
「340人の、複数のサッカークラブのフーリガンたちがブリュッセルに来て、混乱を引き起こしたと承知している。家族連れも多く、警察は通常と違う対応を迫られた」と、クリスチャン・デ・コニンク警察長官は話した。AFP通信は、約200人のフーリガンが移民排斥を叫んだとしている。
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「大勢の男たちがやってきてナチス式の敬礼をして『アラブに死を』と叫んだので、追悼行事を最後までできなかった」と、参加していた35歳の女性コメディアンは話した。別の参加者も「平和のためにここに来ている。右翼の理想のために来ているんじゃない」と憤った。
この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳、要約しました。