【とと姉ちゃん】どんな物語? 主演の高畑充希「1週目を家で見て号泣」

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の第1週試写会に、両親役の西島秀俊、木村多江とともに出席した。

「とと姉ちゃん」の試写会を終えた(左から)母親役の木村多江、主演の高畑充希、父親役の西島秀俊

女優の高畑充希が3月22日、東京・渋谷で行われたヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(4月4日スタート、月〜金前8時)の第1週試写会に、両親役の西島秀俊、木村多江とともに出席した。スポニチなどが報じた。

「とと姉ちゃん」の舞台は、1930年(昭和5年)の静岡・遠州(西部地方)から始まる。高畑は11歳で父(とと)を結核で亡くし、母と妹ふたりを背負って父代わりの「とと姉ちゃん」として家族のために奮闘する、3姉妹の長女、ヒロイン・小橋常子を演じる。

1週目は、子役が常子を演じ、西島が演じる父が亡くなるため、高畑と西島の共演場面はない。高畑は「1週目を見て、ととが生きていると思いました。想像でしかなかった人が生きていて、温かい家族があって、DVDを家で見て号泣してしまいました」などと語った

また、西島のファンである高畑は、一緒のシーンを撮りたいとNHKに頼んだが無理と言われたという。西島も「幽霊でもいいから(今後も)出してと頼んだが、叶わないようです」と明かした。

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の試写会を終え会見する主演の高畑充希(左)と父親役の西島秀俊(C)時事通信社

本作では、常子が悩む場面で「どうしたもんじゃろのぉ」という遠州弁のセリフが度々の登場する。「じぇじぇじぇ」「びっくりぽん」に続く人気ワードになるかもしれない。

■「とと姉ちゃん」のモデルは「暮しの手帖」の創業者

「とと姉ちゃん」は、生活情報誌「暮しの手帖」の創業者である大橋鎭子(おおはし・しずこ)さんの人生をモチーフにした物語。

常子たちは父の死後に上京し、祖母の援助を受けながら激動の時代を懸命に生きていく。やがて常子は女学校を卒業後、小さな出版社に入り編集作業を学ぶ。そうして三姉妹は、様々な出会いを経て、総合月刊誌『あなたの暮し』を誕生させることになるーー。

厳格だが愛情深い祖母の下、常子たちは戦時中を生き抜き、終戦を迎えると“これからの世の中は女の人たちが幸せにならなきゃいけない”と決意し“女の人のためになる雑誌をつくろう”と家族で小さな出版社を起業する。

戦後100万部近い販売部数で一世を風靡(ふうび)した生活総合誌『暮しの手帖』の大橋鎭子・花森安治をはじめとする創業者たちの軌跡をモチーフに、女ばかりの家族が、騒々しくけんかをし、助け合いながら、激動の戦前戦後の昭和を強く明るくたくましく生きる姿と、自分たちの生活の中から1冊の雑誌をつくり、戦後の女性の暮らしの復興にあかりをともしていく希望の物語を描いていく。

NHKの朝ドラに決まった「とと姉ちゃん」 どんな話?より)

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