「LGBT」高校の教科書に。どんな内容?「義務教育から学ぶべき」の声も

2017年度から高校で使われる教科書の検定が行われ、いわゆるセクシュアル・マイノリティーを指す「LGBT」という言葉が登場する。
Sun shining on an empty Japanese classroom.
Sun shining on an empty Japanese classroom.
Xavier Arnau via Getty Images

2017年度から高校で使われる教科書の検定が行われ、いわゆるセクシュアル・マイノリティーを指す「LGBT」という言葉が登場する。NHKニュースなどが報じた。

LGBT」はレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーのセクシュアル・マイノリティの略語。2014年ごろから注目を集め、渋谷区や世田谷区の同性パートナーシップの取り組みなどをきっかけに話題となった。

性的マイノリティや多様な家族についての記述は、地理歴史や公民、家庭の3教科の教科書計31点あり、うち家庭の4点がLGBTを取り上げたという。

隆堂出版の家庭総合は、ジェンダー(社会的・文化的な性差)などを学ぶ章で、身体の性に基づき男女の生き方や役割を固定されることに不自由を感じる人がいると説明。日本では同性同士の結婚は法的に認められていないが、LGBTであると公表した上で結婚式を挙げたカップルを写真付きで紹介した。

実教出版の家庭基礎は、日本で初めて同性カップルに「パートナーシップ証明書」を発行する条例を制定した東京都渋谷区の取り組みを紹介。欧米では同性カップルに婚姻に準じる一定の保護を与える法律が整備されていることをコラムで取り上げた。

教科書検定:「LGBT」初登場 多様な性、高校で学んで - 毎日新聞より 2016/03/18 17:56)

新しい教科書は、6月以降、各地で公開され、8月末までにどの教科書を使うか採択される。

■Twitterの声

Twitter上には、「うれしい」「正しい知識が記載されることで周りの環境は変わっていく」といった声や、「義務教育から学ぶべき」「小学生とかもっと早い段階で、教えるといいと思う」などの声が上がった。その一部を紹介する。

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