いつまでもオフィスに残っていないで、早く家に帰ろう。パソコンを持って帰ってはいけない。なぜなら、新研究によると残業は心臓に負担をかける行為だから。
週45時間以上働くと、心臓発作といった心臓の病気のリスクが高くなることが「職業病医学と環境医学ジャーナル」に掲載された研究でわかった。
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研究では、労働時間と心臓の関係を調べるために10年間以上正社員として働いている1900人のデータを分析した。研究者たちが注目したのは、循環器系疾患の病歴だ。
その結果、働く時間が長くなるほど、心臓病のリスクが上がることがわかった。10年の間、週55時間働いていた人たちは、週平均45時間働いていた人々より16%リスクが高かった。さらに、週平均60時間働いていた人たちは35%も高かった。
これまでにも、長時間労働と心臓病の関係を調べた研究はあった。しかし今回の研究は、仕事が体に与える悪影響は、働く時間の長さに比例して増えるということを明らかにした。
これ以外に、遅くまで働くのが習慣になると心臓発作の危険性が増すことや、集中力や気分にも悪い影響を及ぼすことも分かった。それだけではない。長時間働くことは実は生産性を下げてしまう。ある驚きの研究では、70時間働く人は55時間働く人と生産性が変わらなかった。
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そうだとすると、15時間を無駄にしていることになる。オフィスで長時間働いているとき、この事実を思い出そう。そして家に帰ろう。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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