自民党は夏の参院選に、「五体不満足」などで知られる作家の乙武洋匡氏(39)を擁立する方向で最終調整に入った。朝日新聞デジタルなどが、3月16日までに報じた。
東京選挙区か比例区での立候補を検討。4月上旬にも正式発表する。
乙武氏は、障害とともに生きてきた経験をもとに執筆や講演活動を続けており、安倍政権の掲げる「1億総活躍社会」に合うとして、同党の「目玉候補」に浮上した。
(自民、乙武洋匡氏擁立で最終調整 参院選「目玉候補」に:朝日新聞デジタルより 2016/03/16 05:42)
乙武氏をめぐっては、各党で「争奪戦」が繰り広げられていた。知人である「日本を元気にする会」の松田公太代表が直接打診したほか、民主党内でも待望する声が出ていた。
乙武氏は早稲田大在学中の1998年に障害者としての体験を綴った「五体不満足」を出版、ベストセラーになった。その後、スポーツライターを経て、2007年4月〜10年3月、東京都杉並区立の小学校に教員として勤務、13年2月からは東京都教育委員を務めていたが2015年末、「一身上の都合」を理由に任期を残して辞職していた。
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