福士加代子選手、名古屋ウイメンズマラソンを欠場 理由は?

日本陸上連盟が設定する2時間22分30秒という記録を唯一突破しているが…
MOSCOW, RUSSIA - AUGUST 10: Kayoko Fukushi of Japan smiles as she crosses the line to win bronze in the Women's Marathon during Day One of the 14th IAAF World Athletics Championships Moscow 2013 at Luzhniki Stadium on August 10, 2013 in Moscow, Russia. (Photo by Julian Finney/Getty Images)
MOSCOW, RUSSIA - AUGUST 10: Kayoko Fukushi of Japan smiles as she crosses the line to win bronze in the Women's Marathon during Day One of the 14th IAAF World Athletics Championships Moscow 2013 at Luzhniki Stadium on August 10, 2013 in Moscow, Russia. (Photo by Julian Finney/Getty Images)
Julian Finney via Getty Images

女子マラソンの福士加代子選手が、リオデジャネイロオリンピックに向けて最後の選考会となる3月13日の名古屋ウィメンズマラソンを欠場することになった。1日、大会実行委員会が発表した。理由は「チームとしてのケーススタディーによる、総合的判断の結果」だという。スポニチなどが報じた。

女子の代表枠は最大3人。2015夏の世界選手権で7位入賞の伊藤舞選手が決定済みで、残り2枠となっている。福士選手は1月の「大阪国際女子マラソン」で2時間22分17秒で優勝。日本陸上連盟が設定する2時間22分30秒という記録を唯一突破しているが、大阪国際では内定は出なかったことから名古屋にもエントリーしていた。

このエントリーについて、メディア各社は選考基準の問題を指摘。「あいまいな陸連の選考基準が、メダル候補に余計な消耗戦を強いる展開となってきた」(日刊スポーツ)、「自動的に決まる部分が少なく、最後は選ぶ側の主観に左右される」(朝日新聞デジタル)などと報じていた。

日刊スポーツによると、日本陸連の尾県貢(おがた・みつぎ)専務理事は福士選手のエントリー取り消しについて、「大阪国際女子マラソンでの身体的なダメージを考えると、今回の判断は的確だと思います。まずは疲労を抜き、万全の状態で次の目標に向けて再始動してもらえば、と思います」とコメントしている。

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