タレントの川村ひかるさん(36)が3月2日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演し、31歳から5年間にわたって若年性更年期障害を患っていたことを告白した。サンスポなどが報じた。
23歳に子宮内膜症の治療でピルを飲み始めていた川村。しかし、妊娠を希望し一旦服用をやめた約5年前、ホルモンバランスの崩れから「急に不安定になって泣き出したり、イライラしたり。ちょっと言われた一言とかでかんしゃくを起こしたり、すごく自信がなくなってしまって、悲観的にしか考えられなくなってしまう」と当時を振り返った。
川村は「すごいめまいがしたり、頭痛がひどかったり。吐き気とか、汗がだーっと出てきたり」と体調の不調を感じていたといい、診断の結果、若年性更年期障害と診断されたという。
(川村ひかる、若年性更年期障害の苦悩告白 体重36キロ、吐き気、めまい… サンスポ より 2016/03/02 12:11)
現在は症状も治まり、気持ちも前向きになったと語った川村さん。番組では、そういった症状よりもつらかったことは、自身の病気が周囲になかなか理解されなかったことだと告白。「大丈夫?」と声を掛けられることも、自身にとっては「否定」されていると感じ、「責められている気になってしまう」。そうしたことから友人とも疎遠になり、孤独に苦しんだと明かした。
川村さんは、2015年9月には脳動脈瘤が見つかっている。同年11月、一般男性との婚約を発表した。
■若年性更年期障害とは
更年期障害は、普通は50歳前後の閉経期を挟んだ時期に発症し、卵巣機能の低下によってホルモンのバランスがくずれるため、冷えやのぼせ、めまい、動悸、頭痛、腰痛、肩凝り、不眠、食欲不振などの症状が出ること。若年性更年期障害は20代、30代の若い女性がそのような症状のほか、生理が不規則、月経痛が重いなどの症状を自覚したりすることの総称で、最近増えている。ストレスや無理なダイエット、不規則な生活が原因とされる。患者は、本格的に早発閉経を起こしているケースはまれで、ストレスやタバコ・過激なダイエットなどで一時的に更年期症状が出ている場合がほとんとだという。
治療方法については、発症している障害の種類によって異なるが、薬物療法や体質改善を目的とした漢方薬を使う治療、生活習慣や食生活の改善などがあるという。
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