イギリスの団体「アクション・オン・シュガー」は2月17日、スターバックス・コーヒーやケンタッキー・フライドチキンなど大手コーヒーチェーンやファストフードチェーンが販売するホットドリンクに含まれる砂糖の量を調べたところ98%に体に危険なレベルの量の砂糖が含まれていたとする調査結果を発表した。このうち、35%にコーラと同量もしくはそれ以上の砂糖が含まれていたという。
調査の対象となったのは、イギリス国内の主要なコーヒーショップとファストフードショップで販売されている、コーヒーやフレーバーラテ、モカなど131のホットドリンク。このうち、砂糖が13.5グラム以上含まれる「レッドゾーン」の飲み物は128種類にのぼった。また、40種類以上のドリンクには、コカ・コーラ330mlに含まれる35グラムより多い砂糖が含まれていた。
最も砂糖が含まれていた飲み物は…?
最も砂糖が含まれていたのは、スターバックスの「ホット・マルド・フルーツ」。ベンティサイズに含まれていた砂糖は99グラムで、ティースプーン25杯分に相当する。スタバ「ホワイトチョコレートモカ(ホイップクリーム乗せ)」には、ベンティサイズで73.8グラム(ティースプーン18杯分)、グランデサイズで59.1グラム(ティースプーン15杯分)の砂糖が含まれていた。
スターバックスのホット・マルド・フルーツ
上位10のドリンクは以下の通り。(全リストはこちら)
イギリスでは人口の2割以上の人たちが、毎日コーヒーショップで飲み物を購入していると考えられている。しかし多くの人が含まれている砂糖の量に気付かないまま飲んでいる、とガーディアン紙は伝えている。
スターバックスはガーディアン紙に対し、2020年までに甘いドリンクの砂糖の量を25%減らし、全ての栄養成分を公開すると回答している。
アクション・オン・シュガーは、5年以内に砂糖を多く含むドリンクの糖分を50%、脂肪分を20%減らすようイギリス政府に求めている。
※注 : 調査でとりあげられた飲み物の多くは、日本では販売されていません。
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