人気俳優の渡辺謙さん(56)が2月9日、早期の胃がんであることを公表した。渡辺さんは自身のTwitterを更新、妻の俳優、南果歩(52)さんと長女の俳優、杏さん(29)への感謝の気持ちを表した。
いやぁ驚きました。妻が行ってと勧めた人間ドッグで癌発見。かなり早期なので早々に手術しました。二月は療養に切り替えて少し遅れてNYに入ることになりそうです。ご心配かけますが、お待ち下さい。この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ。妻、そして人間ドッグを紹介してくれた娘にも感謝です。
— 渡辺謙 (@harryken311) 2016, 2月 9
渡辺さんが胃がんで内視鏡手術を受けたことは、所属事務所が9日にファクスで発表した。現在は国内の病院で療養中だ。渡辺さんも自筆でマスコミ各社に次のように報告した。
私渡辺謙は先日受けました人間ドックで早期の胃癌を見つけて頂きました。幸い早い段階のものでしたので早々に手術を受け、現在療養させて頂いております。関係各位の皆様、諸々スケジュールの変更等御迷惑をおかけ致しました。無理は禁物ではありますが舞台に向けて鋭意準備を重ねております。NYの公演のスタートが少々延びますこと御理解頂けたら幸いです。
平成二十八年二月九日 謙
(渡辺謙さん、早期の胃がんで手術 本人がコメント発表:朝日新聞デジタルより 2016/02/09 22:31)
渡辺さんは3月1日から約1カ月半、ブロードウェーミュージカル「王様と私」に再出演する予定だった。出演は遅れる見込み。
渡辺さんは新潟県出身。演劇集団「円」の団員となり、映画「タンポポ」「海と毒薬」に出演して注目され、1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で主役に抜擢された。1989年、急性骨髄性白血病と診断。翌年に復帰し、2004年にはアメリカ映画「ラスト・サムライ」で、アメリカ・アカデミー賞助演男優賞の候補になった。その後は複数のアメリカ映画にも出演するなどして活躍している。
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