国境なき医師団、シリアで爆撃を受ける 3人死亡

スタッフ「爆発のようなもののあと閃光を目にし、5分くらい気を失った」
Doctors Without Borders

国際医療NGO「国境なき医師団」は2月9日、シリア南部のダルアー県タファスで運営する野外病院が5日に爆撃を受け、3人が死亡、看護師を含めた少なくとも6人が負傷したと発表した。爆撃をしたのがどこかは、現在のところ不明。

この病院は、ヨルダンとの国境から12キロの位置にある。国境なき医師団のスタッフの一人は発表の中で、「病院に患者を運び込んだとたん、私自身が負傷した。爆発のようなもののあと閃光を目にし、5分くらい気を失った。同僚が血まみれの私に気が付き、中に運びこんだ。私は榴散弾で、両手足を負傷していた」とコメントした

更に、発表はシリア南部での空爆が増加傾向にあると主張。2016年だけでも13の医療施設が攻撃を受け、患者が安全に回復する場所がなくなったと説明している。

国境なき医師団では2015年10月、アフガニスタンの診療所がアメリカ軍主導の爆撃による誤爆を受け、30人が死亡している。

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