お風呂場や洗面所の掃除にかけては、ホテルの清掃係(ハウスキーパー)は何でも知っている。汚れのこびりついたトイレであれ、歯磨き粉が固まってしまったシンクであれ、掃除のプロたちは、もっとも効率的な方法でこれらを綺麗にする術をマスターしているのだ。
「私たちが客室で行う掃除は、常に時間の制約の中で行わなければいけません」。国際ハウスキーパー協会IEHAの取締役で、ハワイのアストン・ワイキキ・サンセット・ホテルで客室管理取締役をつとめるマデライン・チャンさんは話した。チャンさんは同ホテルで14年働いてきた。「カートに戻ったりして時間を無駄にしないように、ハウスキーパーたちはやるべきことをリストにしています」
下記はバスルーム・リストからいくつかのポイントをピックアップしたもの。潔癖症でなくても、これらは誰もが取り入れたほうがよい、基本的なことだ。掃除に自信がある人も、おさらいの意味を兼ねて確認してみよう。
1. 正しいクリーニング剤を使う
2. 効き始めるまで充分時間を取る
クリーニング製品を使う時は常に、ふき取るまでに7分程度置こう。こうすると洗剤が汚れやあかに染み込みます、これはホテルのスタッフの間で昔から確立されている秘訣。
3. 時計回りに掃除していく
もしくは、反時計回りでもOK。どちらかに決めておくことが重要だ。部屋の中を円を描くように掃除するのを忘れないこと。「そうすると、何も見落とすことがありません」と、チャンさんは言う。
4. トイレの水を抜く
便器を空にすると、完全にきれいに掃除できる。汚れ落とすのは、自分が好きな方法で大丈夫だ(おそらくブラシでゴシゴシするのが一番簡単)。クリームクレンザーを使えば、トイレをより輝かせることができる。
5. 一番高い所から始めて、下へと掃除する。
たとえば、シャワー室の壁は、まず一番上の部分にスプレーして、柔らかいスポンジを使い下へと降りていく。そうすると、戻らずに済み、タイルやガラスにまたしみをつけることがない。
6. 歯ブラシを活用する
タイルの間の汚れは、歯ブラシでこすり落としてしまおう。
7. 最後に床を掃除する
掃除中に落ちたほこりや髪の毛、ごみを、すべて一度に片付ける。
効率的な方法を意識して、掃除を楽しんでみよう。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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