難破船、コスタ・コンコルディア。静かな船内はいま(画像集)

ドアは開いていて、照明がついていて、自分の他に誰もいませんでした――。

客船コスタ・コンコルディアがイタリア沿岸で転覆してから4年。ドイツ人写真家のジョナサン・ダンコ・キエルコースキーが、その船内を撮影した。なかなか見ることのできない難破船の内側が、驚きと共に写真に映し出されている。

2012年1月13日、コスタ・コンコルディアは地中海を航行中、岩礁に衝突しジリオ島付近に座礁した。この悲劇によって32人の死亡が伝えられた。フランシスコ・スケッティーノ船長は、沈没中に船を離れ、後に32人の殺人の罪で懲役16年の判決を受けた。

コスタ・コンコルディアの船体は2014年7月、引き船でイタリア・ジェノア港に運ばれ、最終的に解体されるのを待っている。ドイツに拠点写真家のキエルコースキーは、かつては人の賑わいを見せたが、今は静まりかえった船内を記録するため、その難破船に降り立った。

以下の画像は、彼の新作の書籍『コンコルディア』(ホワイトプレス社発行)から抜粋したものだ。

「難波した客船を、今は見ることができます。私は磁石のように引きつけられ、船に魅了されて、ついに客船を訪れるまでになりました」とキエルコースキーは著書の中で述べている

「困難はあっても、船体に自由に立ち入ることができることを知りました。フェンスも警備員もいないのです! むしろ、ドアは開いていて、照明がついていて、自分の他に誰もいませんでした――。誰にも邪魔をされずに写真を撮ることができたんです……」

Jonathan Danko Kielkowski/White Press

Jonathan Danko Kielkowski/White Press

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Jonathan Danko Kielkowski/White Press

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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