映画「ハリー・ポッター」シリーズや「ダイ・ハード」などに出演、癖のある悪役を得意としたイギリスの俳優、アラン・リックマンさんががんのため69歳で死去した。家族が1月14日、明らかにした。NHKなどが報じた。
リックマンさんは4人兄妹の次男で、ロンドン西部ハマースミスの労働者階級の家庭に生まれた。ロンドンのイギリス王立演劇学校で学んだ後、英ロイヤル・シェークスピア・カンパニーで舞台俳優として活躍した。
ブルース・ウィリス主演の「ダイ・ハード」(1988年)では、主人公の刑事と対決する強盗グループの冷酷な首領役を演じ、ケビン・コスナー主演の「ロビン・フッド」(1991年)では、悪代官役でイギリス・アカデミー賞助演男優賞を受賞した。
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「ハリー・ポッター」シリーズ(2001〜11年)では全作品に出演。主人公ハリーが所属するホグワーツ魔法魔術学校で、ハリーに厳しく当たる謎めいた人物、スネイプ先生を好演した。日本の演出家、蜷川幸雄が手がけた舞台では主役を演じた。
BBCによれば、「ハリー・ポッター」の作者J.K.ローリングさんは、「彼は偉大な俳優であり、素晴らしい男性でした」とコメントしたという。
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