25550日。
世界の平均寿命、約70年間を日で表すと25550日です。
1/25550日である今日をあなたはどのように過ごしますか?
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一人ひとりの心に響くように、ゆっくりと語りかける、インド人講演者のプレム・ラワットさんをご存知だろうか。
プレム・ラワットさんは、亡くなった父の教えを受け継ぐ弟子として、8歳のときに講演活動をスタート。優しい言葉で真理を伝える彼の話は反響を呼び、13歳のときにはヨーロッパ各地やアメリカに招待され講演を行ったという。以来40年に渡り世界で活躍するスピーカーだ。
国連や欧州会議といった国際会議や南アフリカの刑務所など、世界各地でメッセージを伝えるラワットさんは、これまでに延べ1500万人に語りかけてきた。
2011年には、 故郷インド・ビハール州の特設会場で開かれた講演会には、50万人が集ったという。
インド人の聴衆を前に講演するラワットさん
そんな彼の講演をまとめた単行本『Pot with the Hole 穴のあいた桶』(文屋)が9月に刊行された。「親愛なる世界中の穴のあいた桶たちへ」と綴られた本には、穴のあいた桶を持つ庭師や、どこを触っても「痛い」という患者の話、弓の名人と油売りの共通点など、寓話を通じていつもの日常や人生をふり返るきっかけを与える内容だ。
本書の抜粋を紹介しよう。あなたは、今日という日をどう過ごすだろうか?
あなたはいろんな人と知り合いだけど
あなた自身のことを本当に知っているでしょうか?
あなたの一番近くにいるのはあなたであり
あなたがよく知らないのもあなたです。
どんなことも毎日やっていれば、必ずそれがうまくなります。
毎日怒っていれば、怒るのがうまくなり、
何事にも無関心でどうでもいいと言い続ければ、無関心でいるのがうまくなります。
やさしくありたいと、毎日続ければそれがうまくなるものです。
あなたが上手になりたいのは何ですか?
これ以上先がない行き止まりで絶望的な状況になったなら、
そのときは、回れ右をすればいいのです。
回れ右をして新しい道を行く。
すべての日をできるかぎり満たされた素晴らしいものにするために。
自分は運が悪い。
悪いカードばかり回ってくると思うなら、
そのカードを配ったのは、あなたの頭がもたらす混乱です。
「こうなのではないか」「こうあるべきだ」
と考えてしまう壁を取り払い、
あるがままを受け入れることで、
私たちは新しい選択肢を得ることができます。
人類をむしばんでいる病気があります。
世界中の至るところで猛威を振るっています。
それは「生きることに対して無関心になる」病気です。
かかるとなかなか治らない大変な病気です。
もしも、人生において本当の自由を感じたいのであれば、
生きることに対して無関心になる病気を治さなくてはなりません。
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