キャメロン・ディアスにとって、名声は幸せではないという。
映画「ヒューマン」の公開にあたり、キャメロンは幸せの本当の意味について話し、「成功とは、まわりから賞賛されることではない」と語った。「ヒューマン」は、人間らしく生きるとは一体どういうことなのかを、インタビュー形式で人々に問いかけ、愛や幸せ、憎しみ、その他の感情から紐解く作品だ。
インタビューの中で、キャメロンは「心の充足は、自分の中から湧き上がってくるのです。本当に自分らしくすることで」と語った。この動画は『エデュケーション、インスパイア、チェンジ』という団体によってFacebookでシェアされた。
キャメロンは、「スターであることは、仕事の一部にすぎない」と話した。スターであることは、自分という人間を形づくるものではないのだ。表面的なことに振り回されても、幸せに近づくことはできないという。
キャメロンの経験に基づいた言葉に、多くの人が納得するのではないだろうか。
幸せとは、つかまえるものではなくて、自分で創り出すものなのだ。ある研究によれば、私たちは自分の幸福をコントロールすることができ、幸せというものは、外的な要因ではなく自分自身の見方や考え方からくるものだというのだ。研究は、自分をありのまま受け入れることが、幸せな人生につながると指摘する。幸せは自分次第。自分らしくいられると感じているなら、それは、きっと本当の幸せなのだ。
動画で語った、キャメロンさんの幸福論は以下の通り。
…………
よく、人から「あなたみたいな女優になりたいわ」「あなたみたいな顔になりたい」と言われることがあります。そんな時、私はいつも「なぜ?」「本当に、どうして?」と疑問に思います。
多くの人が、特にアメリカでは、名声を得ることが人生の成功だと考えています。それが幸せだというのです。でも、私はそうだとは思いません。私が女優なのは、名声を得たいからではありません。スターであるということは、単に仕事の一部なのです。
家族や友人といるとき、私は有名ではありません。私は、私です。キャメロンです。名声は、私という人間をかたち造るものではありません。自分自身を決定的なものにしたいから名声を求めているのならば、あなたは幸せにはなれないでしょう。いつでも幸せを探し続けることになるでしょう。
だって幸せは、名声の中には存在していないから。
幸せは、私にとっては、自分らしさの中に、自分の内側に存在するのです。あなたはなぜ今の仕事をしているのですか? 周りからよく思われたいからしていることがあれば、やめた方がいいと思います。心の充足は、本当に自分らしくすることで、自分の中から湧き上がってくるのです。名声を追い求めてはいけないのです。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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