セリーナ・ウィリアムズが語る「見下されても成功する秘訣」

「グランドスラムで7回目の優勝を果たした時、これ以上勝つことはないだろうと言われた。けれど今、21回優勝してここにいる」
ANDY KROPA/INVISION/AP

スポーツ・イラストレイテッド誌の「今年最も優れたスポーツ選手」にテニス選手のセリーナ・ウィリアムズが選ばれた。女性が個人でこの賞を受賞するのは30年以上ぶりだ。

12月15日に開かれた祝賀会でスピーチに立ったウィリアムズは、肌の色や性別が理由でこれまでずっと見下されることがあったが、成功するためには、自分の全てを受け入れることが大切だと力強く語った。

「これまでに、何度も低く評価されたり悪く言われたりしてきました。理由は私の見た目が彼らと違うからです。私はとても強く見える女性です」

「肌の色のせいで無視されたり、女性であるために馬鹿にされたりしてきました。グランドスラムで7回目の優勝を果たした時には、これ以上グランドスラムで勝つことはないだろうと酷評されました。けれど私は今日、グランドスラムで21回優勝してここに立っています。そしてこれからも進み続けます」

自分を見下し、否定的な態度を取る人たちに気を取られず大きな成功をおさめる秘訣、それは自分に自信を持つことだと彼女は言う。

ここに来るまでの道のりは決して楽ではなかった。「悲劇に遭遇したり、論争の的になったこともある」とウィリアムズは語っている。しかし振り返ってみると、こうした感情面での苦しみや・身体面での困難が、自分をこの表彰台へと導いてくれたのだと彼女は話した。

「女性のみなさん、私たちには力があります」と彼女は言った。「この賞を受賞することで、私はもっともっと多くの女性に希望を与えたい。...次の女性がこの表彰台に立ち、『最も優れたスポーツ選手』を受賞する。それは可能なことです」

「テニスプレーヤーとしての私のキャリアは、1984年コンプトン(カリフォルニア州にある、貧困率が高いことで知られる地区)の荒れたテニスコートから始まりました。それから30年経った今、私にはまだ目標があり、勝つという夢があります。『最も優れたスポーツ選手』を受賞したことで、さらに努力を重ね目標を達成したいと感じています」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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