大崎駅で11月30日に開かれた、JR山手線の新型車両E235系の出発式(時事通信社)
都心をぐるりと回るJR山手線で11月30日、実に13年ぶりとなる新型車両「E235系」が初の営業運転をスタートした。
量産先行車として投入された1編成が、午後3時18分に大崎駅をスタートして外回りで周回した。産経ニュースによると、快適さや安全性を追求した「次世代通勤電車」で、外観が一新されたほか、デジタルサイネージ用の液晶画面も増設された。これに伴って中吊り広告の取りやめが検討されていたが、企業側の要請もあり継続することになったという。高齢化に対応するため、優先席が1編成当たり、従来の60席から88席に増えている。
御徒町駅の構内で写真撮影をしていた都内の男子高校生(15)は、ハフポスト日本版の取材に「これまでと違って、座席の上に液晶画面があるのがすごい。新時代の山手線だと感じました」と興奮気味に話していた。
JR東日本によると運行するのは、当面この1編成のみ。実際に運用しながら不具合がないか検証していく。朝日新聞デジタルでは、導入計画が順調に進めば、2020年の東京オリンピックまでには、全51編成がE235系に置き換わる見込みだと報じている。山手線の新型車両E235系の荷棚上にできたデジタルサイネージ=11月25日、東京都品川区
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