老犬が最期のドライブへ........その穏やかな表情がすべてを物語る

愛犬と一緒にいた最後の30分間。

すべての犬は、天国へ旅立つことを証明する。

生涯で真に素晴らしいことは、自由でいること。そのことを、動物は人よりもよくわかっている。

アメリカ・フロリダ在住のエイプリル・クレーマーさんは、最期のドライブを穏やかに楽しむ老犬の写真を投稿し、最近亡くなった愛犬リブラの素晴らしい贈りものをシェアした。年老いて重病だった愛犬が永遠の眠りにつく前に、クレーマーさんが撮った写真の中で、この犬は目を閉じ、窓の外に鼻先を出して、ただすべてを吸い込もうとしている。

「それは、おそらく一緒に育ってきた愛犬と一緒にいられる最後の30分でした。だから、彼女が旅立つ前に、最後の一枚が欲しかったのです」と、クレーマーさんはハフポストUS版に語った。「リブラは、とても穏やかで幸せそうに見えました」

2013年に、クレーマーさんはこの写真を撮った。そして、古い写真をデータで保存して感傷的な気分に浸った後、2015年11月に写真を、アメリカ最大の掲示板サービス「レディット」に投稿したのだ。

25歳になるクレーマーさんは、8歳の時からリブラを飼っていた。しかし、ABCニュースによれば、手術不可能な肺の腫瘍が原因で、2〜3年前からリブラは寝たきりの状態になってしまったのだという。クレーマーさんは、他の人が(最愛の)動物を失う困難に対応する手助けができればいいと願って、この写真をシェアした。

「犬やどんなペットを飼うときには、あなたは彼らより長生きすることを受け入れなければなりません。辛いことですが、旅立たせなければならない時を知らなければなりません」と、クレーマーさんはハフポストUS版に語った。

「この写真を見ていたければ、リブラのシワやすべてのものが、どれほど素晴らしくて、最後の最後まで“笑っていた”ことが分かると思います。彼女は、ずっと幸せで愛情にあふれていましたから。リブラの表情が、すべてを物語っていると思います」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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