ベルギー内務省の危機管理センターは11月21日、首都ブリュッセルでのテロ警戒レベルを、4段階の最高度である「レベル4」に引き上げた。パリ同時多発テロ以降、逃走した容疑者がベルギーに潜伏している可能性が排除できないことなどが原因。危機管理センターは人が集まる場所が危険だとしており、イベントの中止などを求めている。
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ブリュッセルは、パリ同時多発テロの首謀者とされ、18日のパリ郊外の制圧作戦で死亡したアブデルハミド・アバウド容疑者らの出身地。バタクラン劇場の襲撃に関与したとして国際手配中のサラ・アブデスラム容疑者はベルギーに向かったと見られているが、その行方はいまだに分かっていない。
ブリュッセルにはEUやNATOの本部などがあるが、現在、街中に軍のトラックなどが溢れ、さながら軍事基地のような状態になっているという。
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