パリ同時多発テロが発生したことを受け、Twitterにはシリアなどからの難民を非難する声があがっている。アメリカの共和党下院議員、ジェフ・ダンカン氏は14日、ヨーロッパにシリア難民を受け入れることが、さらなる悲劇を起こすという考えをツイートした。
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シリア難民受け入れ制度はどうなんだ。大勢のヨーロッパへの移民は? テロは世界中で健在だ。
さらにダンカン氏は、次のように追記した。
私はパリへの攻撃を、政治的に利用しているわけではない。シリア難民を入念に検査することなんてできないと、人々に自覚を促しているのだ。移民に関する警鐘を鳴らしているのだ。
これらの批判に、反論する人もいる。イギリスに住む大学生のダン・ホロウェイさんは14日、「パリで起きた事件で、難民を非難している人たちへ」とはじまるツイートを投稿。「(事件を起こしたような)人々がいて、難民たちがこのような人たちから逃げようとしているのだと実感できないのかな」と訴えた。
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ホロウェイさんのツイートは、14日午後7時30分現在で、5万5000回以上リツイートされている。
なお、フランスのオランド大統領は9月、欧州連合(EU)全域での難民受け入れの割当メカニズムについて、ドイツのメルケル首相と合意。今後2年間で3万1000人の難民の追加受け入れを約束している。しかし、同国では反移民を掲げる国民戦線が、国民の人気を集めている。
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