ミャンマーで8日に実施された2011年の民政移管後初の総選挙は10日時点の最新結果によると、アウン・サン・スー・チー党首率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)が大半の地域を制し、次期政権を樹立する見通しだ。
軍系の与党、連邦団結発展党(USDP)も9日に敗北を認めている。
選挙委員会によると、NLDは定数440議席の下院で、これまでに結果が公表されている88議席のうち78議席を獲得。上院(定数224議席)の結果は公表されていない。
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また公式結果では、NLDが地方議会選で地滑り的勝利を収めたことも示された。これまでに結果が判明している107議席中NLDの獲得数は97議席。
NLDは独自集計の結果、下院で7割以上の議席を獲得する勢いだとしている。
NLDの広報担当者によると、同党は軍人枠の110議席を除いた330議席中250議席以上を獲得する見通し。
ロイターは同党の独自集計結果を確認できていない。
軍は選挙結果を受け入れる方針を示しているが、NLDの勝利で不透明な政局が続くとみられる。[ヤンゴン/マンダレー(ミャンマー) 10日 ロイター]
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