安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現への具体策を議論する国民会議の初会合が10月29日に首相官邸であり、タレントの菊池桃子さん(47)ら15人の民間議員が出席した。菊池さんは会合終了後、報道陣の取材に応じ、「1億総活躍」のネーミングが分かりづらいとして、「ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)」という新名称を提案したこと述べた。産経ニュースは次のように報じた。
--1億総活躍とは何かということを説明されたとのことだが
「はい。1億総活躍のその定義につきましては、ちょっとなかなかご理解いただいていない部分があると思いますので、私の方からは、1つの見方として、言い方として『ソーシャル・インクルージョン』という言葉を使うのはどうでしょうかと申し上げました。ご存じのとおり、ソーシャル・インクルージョンというのは、社会の中から排除する者をつくらない、全ての人々に活躍の機会があるという言葉でございまして、反対の言葉は、対義語は「ソーシャル・エクスクルージョン」になります」
(菊池桃子氏が名前に「ダメ出し」 1億総活躍国民会議初会合 「ソーシャル・インクルージョンと言い換えては?」 記者団とのやり取り詳報 - 産経ニュース 2015/10/29 21:31)
会合には菊池さんのほか、議長を務める安倍首相や加藤一億総活躍担当相など関係閣僚、民間から経団連の榊原定征会長、増田寛也・元総務相らが出席した。
菊池さんはタレント業のほか戸板女子短大客員教授も務めており、この日の会議では、結婚や出産などで職を離れた女性の復職支援の必要性を強調。報道陣には「ハンディキャップを持った2番目の子どもは就学も難しく、学習機会も義務教育であるにもかかわらず、なかなか場所がなくて。家族の経験というのが同じように悩む方々の先輩として社会の役に立つかもしれない」などとも話した。
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