お祭りで迷子になった子供を助けている警察官の画像が、ネット上で反響を呼んでいる。
ABCニュースによると、写真は先週末にルイジアナ州クロウリーで行われたインターナショナル・ライス・フェスティバルで撮影されたもので、写っているのはクロウリー警察署のデビッド・テイラーさんだという。テイラーさんは母親とはぐれてしまった少年を30分間ほど肩車であやし、少年はやがてテイラーさんの腕の中で眠ってしまったという。
少年は無事に家族と再会することができたが、警察官の親切な行動が忘れられることはなかった。写真がSNS上に投稿されると多くのコメントが寄せられた。
アメリカでは近年、警察官による不祥事や人種差別の実態が次々に明らかになっているだけに、今回の画像は「彼のようないい警察官もいる」と人々の心を捉えたようだ。
この光景は地元テレビKFLYでも放映され、その中でクラウリーの住民は「素晴らしいと思いました、近頃警察官に関して暗い話ばかり聞きますよね。そんな中でこんな明るい写真を見たので嬉しくなりました。まさに自分の職務以上の職務を全うする素晴らしい警官だと思います」とインタビューに応えた。
地元テレビKATCによると、フェスティバルの売店員が迷子になって泣いている子供に気づき、警察に連絡したという。
テイラーさんはABCニュースのインタビューに対して「少年はかなり動揺していたので、私は彼が両親を見つけやすいように肩車しました。少年が眠り始めたので、私は抱きかかえました」と応えた。
多くの人々がテイラーさんの優しい行動を賞賛したが、テイラーさんは、「職務範囲内のことをしたに過ぎない」と謙虚だ。
「私の同僚ならみんなやっていることをしたに過ぎません。それがたまたま写真に撮られただけのことです」とテイラーさんはKATCに対して述べた。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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