「アベ政治を許さない」との文言が印刷されたクリアファイルが北海道の公立高校の教師の机に置かれていると自民党道議から指摘され、北海道教育委員会が、同様の文言を記した文房具が学校内にあるかどうかの調査を始めた。文房具を配った教職員組合側は、「学校現場を萎縮させる」などとして反発しているという。10月17日、朝日新聞デジタルなどが報じた。
毎日新聞によると、道高教組は8月、A4判のファイルを各職場の支部などを通じて全組合員約1500人に配ったという。
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道教委は「ファイルの配布は公務員の政治的行為を禁じた人事院規則に違反する疑いがある。机の上のファイルが児童生徒や保護者の目に触れれば、誤解を招く恐れもある」として調査を開始。配布した調査票の記入例には、「9月上旬ごろ、職員室内の○○さん(氏名が分かる場合は記入してください)の机上に、クリアファイル10枚程度がまとめて置いてあった」などと書かれている。
一連の報道を受け、ネットには、
「教師に逆らえない立場の子供に、特定の政治イデオロギーを提示するのはマインドコントロールにつながりかねない」
「私は安倍氏に批判的だが、教育の場でこれをやってはいけない」
「思想信条の自由を乱暴に踏みにじる圧力」
「“アベ政治を許さない”ってかいたクリアファイルと、“アベ政権万歳”ってかいたクリアファイルの両方並べて、どっちが没収されるか、北海道の人は実験してみればいいと思う」
など、様々な意見があがっている。
この他、自民党参院議員の佐藤正久氏は、「これはひどい」とツイート。
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また、共産党西宮市議の庄本けんじ氏は、「クリアファイル持っているだけで問題に!おそるべき暗黒事態」などとツイートした。
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