北朝鮮の女性は教えてくれる 美しさは国境を超える(画像)

世界の流行を知らないが、外見にはとても気を使っている。

世界中の女性たちを写真に収め、多様な美を記録している写真家ミハエラ・ノロック氏(30歳)は、新たな被写体を求めて2015年9月に北朝鮮を初めて訪れた。

「一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界です」。入国した時の印象についてノロック氏はそう表現する。「私たちは、巨大な記念碑や共産党の祝賀会についてはある程度知識を持っているかもしれませんが、女性についてはほとんど何も知りません」

ノロックさんはルーマニアで働いていたが、仕事を辞めて写真プロジェクト「美のアトラス(地図帳)」に取り組んでいる。これまでに、エチオピアからイランなど30カ国以上を訪れてきた

「美はどこにでも存在します。美しさは、化粧やお金、人種、社会的地位によって決まるものではありません。自分らしくあることなのです」彼女は書く。

北朝鮮を旅行中、当局が派遣したガイドがずっとノロック氏に同行し監視していた。また、訪問を許されたのは限られた特定の場所のみだった。それでも彼女は4つの都市を訪れ、工場、大学、公園、地下鉄の駅などで女性を撮影した。ほとんどの女性が喜んで被写体になることに、ノロック氏は驚いたという。

「北朝鮮の女性たちは世界の流行を知りません。しかし外見には気を使っています」とノロック氏は書く。「彼女たちはハイヒールが大好きです。そしてたいていクラシックな洋服を着て、かつての指導者のピンバッチを胸に付けています」

さらに「お祝いや特別行事な行事の間は、色鮮やかな伝統衣装を身に付けます」とノロック氏は説明する。「ニュースを伝えるアナウンサーの女性も毎晩、伝統衣装を着ています」

ノロック氏が撮影した北朝鮮の女性をご紹介しよう。彼女のFacebookInstagramをのぞくと、美を記録する旅に同行したような気分を味わえる。

Mihaela Noroc
平壌で会ったウェイトレス
Mihaela Noroc
電車に乗る女性。都市間の移動は、車より電車が一般的だ
Mihaela Noroc
開城市にある高麗美術館の入り口にて
Mihaela Noroc
かつての指導者・金日成のピンバッチを身に付けている
Mihaela Noroc
メーデー・スタジアムは世界最大の競技場だ
Mihaela Noroc
平壌にある大きな広場で
Mihaela Noroc
中国と国境を接する街、新義州で
Mihaela Noroc
楽器を演奏する女性。
Mihaela Noroc
新義州にあるホテルで働いていた女性
Mihaela Noroc
平壌の学生
Mihaela Noroc
祝日、大都市では大がかりなマスゲームが開催される
Mihaela Noroc
日傘は人気のアイテムだ
Mihaela Noroc
平壌の繊維工場\n
Mihaela Noroc
平壌の繊維工場\n
Mihaela Noroc
祝賀会や特別行事の期間中、女性たちは伝統的な衣装を身に付ける
Mihaela Noroc
元山市では、釣りがとても人気がある
Mihaela Noroc
平壌の地下鉄駅
Mihaela Noroc
電車で働いていた女性
Mihaela Noroc
日本海を臨む都市、元山
Mihaela Noroc
最も人気がある乗り物は自転車だ
Mihaela Noroc
北朝鮮ではどこでも山脈を目にする
Mihaela Noroc
ショーの出番を待つ歌手。新義州市で
Mihaela Noroc
平壌の図書館
Mihaela Noroc
平壌にある大通りの1つで
Mihaela Noroc
北朝鮮では、いたるところで制服を着た人を目にする
Mihaela Noroc
元山の路上で
Mihaela Noroc
平壌で
Mihaela Noroc
新義州市のホテルで働いていた女性

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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